ブログとTwitterを始めて2ヶ月、これまでの経緯と思うこと

ブログとTwitterをはじめて2ヶ月が経とうとしています。

私の中で「自分が持てる時間」と「お金」について考えることの多い2ヶ月間でした。

結論として、私は、ブログを書くことで収益を得るというより、いろんな人と交流することで、私にはない考え方を知りたいのだな、とわかったのでした。

その逡巡を記録したいと思います。

この記事が、私と同じように趣味6:収益4と気楽に考えていたのに、意図せず収益化レースに参戦してしまい、「PVが増えない!」と焦っているブロガーさんへの一助になると幸いです。

なお、以下はあくまでも私の見解であって、ブログで本気で稼ごうとしている方を否定する意図はまったくございませんので悪しからずご了承くださいませ…!

ブロガーのみなさまとは、収益へのこだわりに差があれど、「発信したい!」「読んでほしい!」という気持ちは共通だと思いますので、ぜひに今まで通り(それ以上?)に仲良くしていただけると嬉しいです…!

このページの内容

母になり、私の人生は終わった

初めて子供を産んだのは28歳の夏のことでした。

子供が好きで、いつかは欲しいと思っていたので、妊娠がわかったときはとても嬉しかったです。私は、自ら望んで出産をしたのでした。

出産当日は、隅田川の花火大会が開催されていました。

1日目から母子同室というスパルタ病院を選んでしまった私は、自分が産んだ生命体と共に、暗い病室で、ずいぶん離れたところで上がっている花火の音を、その余韻が消えるまで聞き入っていたのでした。

ああ、私の人生は終わったのだな、という考えが突如降ってきました。それは衝撃的な啓示でした。

これから私は、もう一生、自分の思い通りにはならない。夫と夜出歩いたり、着飾ったり、タクシー帰りになるまで仕事に打ち込んだり、そんなことは一切できない。ずっとずっと、この子のために生きていく、生きていかなきゃ。

しかし、親を5年も経験すると、それは違うとわかりました。

親であったって、主体的に生きていい。我慢せず、自分の人生を歩んでいい。それを子どもにも見てもらうんだ、と。

私は友人と繋がっているSNSに、5年ぶりに乗ったオーケストラの写真を上げました。そこにはこう添えました、「自分の人生を生きるとは、与えられた環境の中で最善を決断することだ」、と。

それは、私の周りで起こった理不尽に対するあきらめでもありました。病気やけが、結婚出産、転勤などで、思い描いていた自分とは異なる人生を歩むことになった人がたくさんいました。

その人たちが、「自分の人生を生きていない」とは全く思わない。「おかれた環境の中で咲きなさい」という人がいたけれど、まさしく、この環境を、未来から見た時に「正解」にするために、選択し行動することこそが、主体的に生きることなのだと思えたのです。

投稿に対し友人が、こうコメントしました。

「その環境で頑張るのもいいし、あえて環境を変えていくのもあり。」

なるほど。自分で変えられる環境なのであれば、変えてみるのもよいかもな。

私はその第一歩として、ブログを書くことにしたのでした。

ブログは楽しいけれど、孤独

文章を書くのは、ずっと好きでした。

自分の考えを発信してみたいと始めたブログは、とても楽しいものでした。

しかし、これといって反応があるわけでもなく、読まれている気もしないのです。

誰も読んでいないのかも…と思うと、モチベーションが下がってきました。

そんな時、あるブログに出会います。

私はブログを読む時、必ずその方のプロフィールを拝読しています。(ブロガーあるある?)

あるお方のプロフィールを見たら、Twitterへのリンクが貼ってありました。

何の気なしに開いてみると、そこには同じように、ブロガーさんのアカウントがあまたありました。

「ブロガー界隈のTwitterの世界」というものがあるのを、初めて知りました。とても衝撃を受けたのを今でも覚えています。

ここに飛び行ったら、私にもお友達ができるかもしれない。私の考えを知ってくれて、私も他者の考えに触れられるかもしれない。その思いで、ブロガーアカウントとしてTwitterを始めました。2023年1月のことでした。

浦島太郎は、故郷の変貌ぶりに焦り、若返りの薬を欲した

ブログに関するツイートをしたら、すぐにフォローしてくださった方が何人もいました。私も嬉しくて、プロフィールを拝見しつつポチポチフォローバックしていきました。

そのうち、「月●桁」「在宅で稼ぐ」「コンサル」という言葉をよく目にするようになりました。そこで私は、自分が浦島太郎だったことに初めて気が付きました。いつのまにかブログとは、日記や随筆ではなく、「稼ぐ手段」になっていたのです。

そんな文字列を見ていると、「いかに稼ぐか」が最重要に思われてくるのでした。

SEOが、記事構成が。今月はこれだけ利益が出た。そんな文字がタイムラインを躍ります。

なんだか、稼げないブログには意味がないと言われているような気がしてしまって。

私も色々勉強して、PVを集められるようになりたいと考えるようになりました。最初は、たくさんの人に読んでもらいたい、私の文章でその人の内省を促せたら、という想いだけだったのに、段々「これは金の卵かもしれない」と、おカネに目がくらむようになってしまったのです。

挙句の果てには、副業でお金が産み出せたら、もっと自由になれる気さえしてきたのでした。

そして、作業にのめり込んでいきました。

「ママのスマホになりたい」

スマホやパソコン作業をする時間が増え、家事が疎かになっていきました。

そんなとき、「ママのスマホになりたい」という詩を思い出したのです。

僕の願いはスマートフォンになることです。だって、パパとママはスマートフォンが大好きだから。

「ぼく、スマホになりたい」 スマホばかり見る親に、小学生の言葉が響く(grape(グレイプ)、外部サイト)

これは、シンガポールの少年が書いた詩です。

絵本もあります。

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初めて聞いたのは、娘0歳の時の保育園での保護者会。園長先生が読んでくださいました。

そんなばかな。ありえない。子どもにそう思わせるほどスマホを触っているなんて。4年前、確かにそう憤慨したのです。

でも、いまの私はどうでしょうか?

いつでも、隙があればスマホを見て。子どもの前では見てないつもり、でも、子どもは思った以上に親を観察しています。だからきっと、気がついている。

私、なんのために生きてるんだっけ?

主体的に生きる、って、「ママにも1人時間を頂戴!」と声高に叫んで、好き勝手やることだっけ?

こんな荒れた部屋で、子供のことを鬱陶しく思う、それが私の目指した「主体的な人生」なの?

私は、違うと思ったのです。どんな名誉も、金銭的報酬も、子どもたちの笑顔には敵わない。私の人生のすべては、私の大切なもののために使うのだ。それは、自分と、家族。

頭を冷やしてもう一度、「主体的に生きるとは?」と自己に問うと、なんともスッキリした回答が返ってきました。それは、「心地良く過ごすために自ら選択すること」でした。

たとえば、私は家事が嫌いです。だから、苦手な家事はやらない、が、主体的に生きる第一歩。そうして空いた時間を本当に楽しいことに遣えるとしたら。私の「本当に楽しいこと」は、子どもたちと外で遊ぶこと。

夫婦2人とも家事が嫌なら、外注する。そのためにお金を稼ぐ。「目的もなく稼ぐ」「儲けこそ全て」ではなくて、自分が幸せになるために必要な分だけを稼ぐ、これでいいのではないか、と、ストンと腑に落ちたのです。

文字数制限の罠

ネット界隈では、誰も「このために稼ぐ」という目的を言わないまま、儲かる方法だけを標榜しているように見えます。そして、自身のビジネスを成功させるために「権威性」を持たせるワードをそこかしこに散りばめる。

ただ、誰しもみな、目的なく稼いでいる訳ではないと思うのです(もちろん、個人の人生なのだからその目的を守秘することは当然の権利でもあります)。

「金銭的豊かさを得る」ことについて、WHAT(なにを)やHOW(どうやって)は散見されるものの、これほどまでにWHY(なぜ)にたどり着けない理由は、SNSのプロフィールや本文140字にそれを書く余裕がないからだと思います。

言い換えると、「文字数制限の罠」です。

発信するということは、興味を持ってもらいたいということ。真剣にビジネスをやっているのであれば、コンバージョンしてもらうためにその140文字に命を懸けるのは当然です。そこに、「WHY」を表現する文字数はありません。極限までそぎ落として残ったものが、「WHAT」と「HOW」だけなのです。

そして、「WHY」が見えないがために、「稼ぐ」という直感的な表現が胸に突き刺さる。目的にまで思いを馳せる前に、人参を目の前にぶら下げられた気分になる。そうして焦ってしまう。本来の自分の良さが発揮されなくなる。

そんな逡巡を経て、私の中でなんのためにブログを書くのか、どうしてブログに広告を貼るのか、その理由が明確になっていったのです。

ブログを書くことと、広告を貼る理由

ブログを書く理由
  • 思考の整理
  • 他者への内省・気づきの伝播
  • 励ましや勇気を分かち合う

私はたくさんの言葉と経験で構成されています。私に「環境を変えたら」と助言した友人、プロフィールにtwitterへのリンクを貼っていたブロガーの方。ほんの些細な事で道は大きく変わる。だから、数ある情報の網(インターネット)の中で、私が書いたものが少しでも読んでくださった方の人生をよくできたら、すごく嬉しい。

おこがましいけど、よくよく考えても、ここはブレなかったのです。

「趣味ブログなら広告なんて貼らなければいいじゃない」という声が聞こえてきそうですが、釈明させてください。

広告を貼る理由
  • 本をたくさん読みたい
  • 家事代行費をまかないたい

広告を貼る理由は、2点あります。一つ目は、本をたくさん読みたいから。知りたいことが次々に湧き出るけど、本代を気にしてしまう自分がいます。それをなくして、いつでも本を買える状態でいたい。

二つ目は、家事代行費をまかないたいから。先ほども述べた通り、私は家事が苦手です、楽しくない。家事は私たち夫婦がやらなくてもいいと思っています。家事に遣う時間を外注して、家族で笑顔の時間を過ごしたい。

だから、もしこのブログで5桁後半まで頂戴できるようになったら、それは「いただきすぎ」なのです。

ですから、万が一そんなことになったら、収益の一部を寄付したいと考えています。私がみなさんに気づきを促して、みなさんからいただいたお金で、さらに人助けができたら最高じゃないか。

寄付したら、その実績はこのブログに載せたいな。そんな日がいつかくるといいなぁ。

(そんな甘い覚悟で5桁なんて出るわけナイダロ、というお声が聞こえます…ハイ、その通りですが…夢ですから…ッ!)

結論:楽しく続けられればいいなぁ

なんだか焦りに焦って駆け抜けた2か月間でありました。

でも、私にとってブログは、本業と家庭運営を頑張るための心の糧なのです。だから、とても大切にしたい。

本代と家事代行費を賄うための記事と、「無駄な(収益を生まない)記事」と(私はこれを「エッセイ」と呼ぶ)、織り混ぜていきたいな。

せっかく払ったサーバー代とテーマ(SWELL)代、続かなくなっちゃうのが一番の損失なので、細く長く、楽しく続けていきたいと思います。

これからも仲良くしてください

自分の素直な気持ちを記したつもりですが、もし気分を害された方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。

こんな私ですが、「本代」と「家事代行費用」は稼ぎたいと思っています。なので、ブログ運用術は積極的に学びにいきます…!引き続き、ぜひともご教示くださいませ。

また、これからも仲良くしていただけると幸いです!よろしくお願いいたします。

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